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重要文化財に指定!明治初期から残る「尾州廻船内海船船主 内田家」を探訪

投稿日:2018.03.05/最終更新日:2018.05.08 あそぶ

明治から時が止まっているかのような、有力船主の家屋

内海の海水浴場からほど近く、内海川を跨ぐように通る国道247号線から、少し路地裏へ。そこには、かつて内海で栄えた旧船主の居宅が並びます。

かつて内海で栄えた旧船主の居宅

表通りとは違った雰囲気が漂い、情緒ある小路。古い建物の壁はゆるやかにカーブを描き、道に沿うようにわざわざ建てられたことが分かります。
この辺りで、特に大規模な建築物として残っているのが「尾州廻船内海船船主 内田家」。今回はボランティアガイドさんに中を案内してもらいながら、貴重な建物を探訪します!

尾州廻船内海船船主 内田家

内田家は、幕末から明治にかけて内海の有力船主だった「内田佐七家」と、船頭として活躍した分家の「内田佐平二家」の家屋。内田佐七家は、2017年7月に国の重要文化財に指定されました!そんな価値ある建築物が内海にあるなんて…地元住民以外にももっと知ってほしいものです。

明治時代からほとんど変わらない状態の建物は、写真に撮っても映えます。カメラを持ってのおでかけもおすすめ!

炊事にも使われた「にわ」

内田佐七家の「主屋」にあり、炊事にも使われた「にわ」と呼ばれる場も、当時の面影そのままに。「このかまどは、昔からあったものを大正時代に作り替えたもので、冬はかまどの火で周りの空気が暖められたんです」とのこと。黒くなった梁は、かまどから上がる煙越しに内田家の暮らしをずっと見守ってきた証かもしれません。

木製のスキー板

別棟の建物には古い道具が展示されています。よく見ると、木製のスキー板が!
実は、内海には昔、砂の上を滑る「サンドスキー場」があったのです。スキーといえば雪。「サンドスキー」は今ではなかなか聞きなれない言葉です。

和髪でスキーを滑る女性

当時、海の近くには、風で吹き上げられた砂が堆積した砂丘のような場所ができていたそう。内海の白砂はサラサラと細かく、サンドスキーに最適。そこでサンドスキー場が昭和初期に整備され、当時大盛況だったといいます。和髪でスキーを滑る女性たちの写真は、今見るとなんだか不思議!

内田佐七家

内田佐七家には用途に応じていくつもの部屋があり、大きな蔵も残っています。座敷の中でも最上格の客人だけが通されるという「上の間」は、南側がメインのお庭、北側が小庭に面した素晴らしい眺め。「ここの天井は屋久杉でできていると言われているんですよ」とガイドさん。天井にまでこだわっていたんですね!

内田佐七家 座敷

座敷には「上の間」の他にも「次の間」「茶の間」「奥のこま」があります。さっきどこの部屋から来たんだっけ…と迷ってしまいそうなほど、見応えのある広さ。

内田佐七家 ボランティアガイド

内田家の公開日は土日祝日。日曜日には、みなみちた観光ボランティアガイドさんに案内をしてもらえます!重要文化財に指定された、価値ある建築物を見に来てみては?

尾州廻船内海船船主 内田家
住所 愛知県知多郡南知多町大字内海字南側39
TEL 0569-65-2880(南知多町社会教育課)
公開日 土・日・祝日 9:00~16:00(入場は15:30まで)
http://www.town.minamichita.lg.jp/main/syakyou/uchidake/page_top.html

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