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ウミひとココロでは愛知県の知多半島の最先端、『南知多町を好きになってもらう』ための情報を発信しています

海とともに続く家族の歴史

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海とともに続く家族の歴史

木原 英明さん

家族構成:父・母・弟

漁師の父の知識と経験
いつかは自分も。

うちは代々、漁師です。父は一時、釣り船をやっていましたが、家族みんながずっと海に関わって生きてきました。小さい頃からその姿を見て育ってきたので、漁師になったのも自然の流れです。蒲郡市の水産高校を卒業後、南知多町豊浜で父と一緒に船に乗っています。弟も一緒です。この仕事は、とにかく経験を積んでこそ。「海」という大自然を相手にしているので、トラブルは付きものです。そのトラブルといかに対峙するか、が経験の差です。

昨年、父の跡を継いで外海底引船「幸榮丸」(こうえいまる)の船主となりましたが、まだまだ肩書きだけのもの。乗組員兼相談役として変わらず漁に出ている父に、そのつど聞いてから動くか、手がけてから確認してもらうかしないと自信が持てません。少しでも間違っていたら失敗につながるので。父に追いつけ、追い越せ、なんてまだまだ。指先すら引っかからないですよ。父と同世代か、もっと上の先輩漁師さんと話しをすると「人生はつねに勉強だ!」と言われます。はい、そのとおり(笑)。その勉強をコツコツとやっている最中です。

南知多町の仕事は多種多様
まずは教わり、協力し合う。

漁師の家に生まれて漁師をやっていますが、南知多町での仕事は、多種多様だと思います。農業、漁業、仲卸業、生産加工・・・多くは専門業です。専門になればなるほど経験値が必要なので、自分だけで始められるものは、なかなかありません。ここで何十年と経験を積んだ方々に教わりながら、協力しながら、というのでなくては。今、自分がそういう立場なので、よく分かるんです。ずっとここに住んでいるとか、他から越してきたとかは関係ありません。毎日、顔を合わせ、同じ方向を見て仕事をすることで、知らず知らずのあいだに馴染んでいくと思うんです。

大きな夢を持って、
今は一日一日をしっかり

まだまだ修行の身ですが、夢は大きく、将来は豊浜漁港を統括するような社長に(笑)。船には乗らず、市場で「お帰り」と乗組員を迎える立場ですが、当然、あらゆることを頭と体に叩き込んだプロ中のプロでないと率いてはいけません。20年先か、30年先か、いつになるのか分かりませんが、今日も明日も、そのための一日だと思っています。じっくりと腰を据え、知識と経験を蓄えてなんぼ、の仕事です。

海のそばで暮らし、
自然とできた家族のかたち

現在、一緒に住んでいるのは、父、母、弟ですが、結婚した妹は一家で隣の家に。朝、みんなを起こして食べさせ、「よし、行ってこい!」と号令をかけるのが母。妹は獲った魚を競りの前に選別する仕事をしています。漁から帰った男3人と母と妹が市場に集まって、一日が終了。それぞれ役割は違うけれど、全員で一つの仕事をしています。その後は、揃って晩飯を食べる。たまに休日の食事会も。これが当たり前すぎて、特別仲がいいとは思いませんが、豊浜で暮らしてきて自然とできた家族のかたちなんだと思います。小さな甥っ子が一人いますが、おじいちゃんやおじさんたちと一緒に過ごしながら、この子もいつかそう感じるかな、なんて。

豊浜っ子の楽しみは、
天下の奇祭「鯛まつり」

豊浜っ子の楽しみと言えば、天下の奇祭「鯛まつり」。巨大な鯛の張りぼてが町を練り歩いたり、海に浮かぶを様子を、写真や映像などで見たことありませんか?行われるのは、7月の2日間ですが、実際は竹や木、布で1ヵ月ほど前から作るところから祭りは始まっています。地域ごとに大小5匹の鯛を作り、「俺らの方がすごいだろう~」と(笑)。作って、飲んで、騒いで、老若男女が参加して地域一帯が盛り上がります。婿も嫁も移住してきた人も、垣根はなし。みんな童心に帰って楽しんでいます。海が近くて自然も多く、言葉づかいは悪いけれど、隣近所で心配し合う、この町ならではの良さが出ているんじゃないかな。
ちなみに、祭り以外の楽しみは、アニメ、漫画、ゲーム。漁だ、祭りだ、という海の男のイメージとはかけ離れていますが、これが日々のリラックスタイム。仕事はアウトドア、趣味はインドアです。

これから移住される方・移住したい方へ

よく田舎のつきあいは閉鎖的、と言われますが、ずっと暮らしている人も、新しく暮らし始めた人も、住み心地は変わらないと思います。一度入ってしまえば、一生もの。教わること、協力し合うことで仕事も成り立っていくでしょうから。子どもへ、そして次の世代へと続き、家族をつくっていく。ここは仕事も環境も、そのスタートにふさわしい土地だと思います。みんなあったかくて、隣を思いやらずにはいられない人たち、目の前にある海や自然。南知多町ならではのものを感じられるはずです。
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