ミナミチタのイチオシ!

新しい「ふるさと」

投稿日:2019.03.28/最終更新日:2019.03.31 ひと

永岡 誠巳さん
家族構成 妻・長男・次男・義父母・義理祖父母・義妹

WORK STYLE

多忙な日々を送りながら悩み、暮らしを大転換。

以前は、三重県の四日市市に住んでいました。妻ともそこで知り合って。長男が生まれ、初めての子育てに苦心する妻の様子を見てはいるものの、帰宅が遅かったり、思うように休めなかったり、手伝おうと思ってもなかなか時間が取れなかったんです。かなりの負担をかけていました。このままでは良くないな、と考える毎日。でも、仕事は待ってくれない。そんな悩みを振り切るように、暮らしを転換するきっかけとなったのが、次男の誕生でした。妻の家族のそばへ移り住むことで、妻の負担が少しでも軽くなり、子どもたちがのびのびと育つなら、と。新しい仕事を探さなくてはいけない不安や、長男の自分が実家から離れて大丈夫だろうか、という迷いはありましたが、やはり目の前の子育てに勝るものはありませんでした。

自然の中でたっぷり遊べて、子どもたちは生き生き。

ここへ来て4年になります。うちは現在、9人家族。南知多町内海の妻の実家で同居中の今どき珍しい大家族です。4世代が同居しているわけですから、ときには意見が食い違うこともあります。でも、大家族ならではの安心感は、半端ない。ここに越してきてからは、時間の流れがゆっくりになったように感じます。
四日市では、近所の公園へ行くくらいだった子どもたちも、蛍を見に行ったり、セミやザリガニを捕ったり。昔、みかん農家を営んでいた義父母にくっついて行っては、みかんをもいでくることも。たけのこ掘りもできます。海もすぐそこです。自然の中でたっぷり遊ぶことができるので、2人とも生き生きしています。

地域の人たちと自然に関わり、楽しんでいる自分がいます。

地域のおつきあいは、町内の行事に参加することくらいです。草刈りやバーベキューなど時々ありますが、たいてい土日なので仕事の休みと合わず、毎回参加することは難しい。でも、強制されることはなく、窮屈な思いはしていません。
そういえば、今年初めて「三郷祭り」に参加したんです。馬場・中之郷・北脇という3地区が集まって行う春のお祭り。そこで同じ三重県出身の方と知り合い、意気投合。その方が中学校で働いている関係で、学生の頃からやっていたバレーボールを教えに行くようになりました。この土地に馴染みながら、少しずつ、ゆっくりとですが、つながりが広がっていくことを実感しています。新しいふるさとができましたね。

LIFE STYLE

南知多町からの通勤は、名古屋へも電車で1本

四日市にいた頃は、工務店で施工管理をしていました。建築現場は天候にも左右され、予定どおり行かないことが多々あります。朝、おおよその帰宅時間を伝えて出社しても、なかなか守れない。決まった曜日に休みも取れない状態でした。
引っ越しにともなって退職し、次の仕事を探そう、というとき、南知多町を起点として通うことのできる会社が見つかるんだろうか、と不安もありました。でもそれは、立地をよく知らなかっただけ。名古屋まで通う人も多く、名鉄電車で1本です。実際、義妹も名古屋市内の会社へ通勤しています。始発が最寄駅の「内海」なので、朝は余裕で座っていけるそうです。

再就職で自分の時間、家族との時間が持てるように。

再就職した先は、大府市内のハウスメーカー。朝は高速を使って車で40分。帰りは一般道で1時間くらいです。不便は感じません。もっと通勤に長くかかる場所でしか仕事が見つからない、と勝手にイメージしてたくらいですから。今は営業職なので、火・水と週2日はきちんと休みが取れ、収入面も満足です。

ここに住まなければ見つけることができなかった今の仕事。自分の時間、家族との時間をきちんと持つことができるようになったことが、一番うれしいですね。そして、家族構成も大きく変わったことで得られた安心感が、仕事にも集中させてくれます。悩みつつも一歩踏み出したことで、いい方向に進んでいけたと思います。あらためて、変わって良かった、変えて良かった。

MESSAGE

これから移住される方・移住したい方へ

ここへ来る前は、多少の不安がありました。でも、実際に住み始めると、あの不安って何だったんだろう、ということばかり。窮屈な思いをすることなく、気づいたら地域の人たちの中にいて、馴染んでいる自分がいる。仕事にも満足できて、充実した時間を送っています。一番大切な子どもたちの生き生きとした姿を見るのも楽しみです。南知多町という土地がくれたものは、わが家にとってとても大きなものでした。きっとこれから来られる方々にも、かけがえのないものを贈ってくれると思います。

 

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