ミチタリタ ヒトのココロ

「ほどほどの田舎」でスローライフを満喫

小杉 昌幸さん

家族構成:妻・菜々さん

「ほどほどの田舎」でスローライフを満喫

移住の経緯

海辺と空き家バンク制度が移住の決め手

国道沿い手作りの看板で旅人さんをお迎え


私たち夫婦が南知多町に移住したのは2013年4月。妻とはピースボートの世界一周旅行で知り合って結婚しましたが、結婚前からお互いに将来は田舎でスローライフを送りたいという希望を持っていました。結婚当初は石川県の金沢で暮らしていましたが、田舎で妻は居酒屋、私はゲストハウスをしたいという願望が強くなり、二人で2〜3ヵ月かけて北海道から鹿児島まで移住地探しの旅を始めました。私は里山での暮らし、妻は海辺での暮らしを求め、全国を見て回る中で南知多町も候補地に入りました。

最終的に南知多町に移住を決断したのは、元々名古屋市出身の妻の両親が、先に南知多町に移住していたことです。私が最初に南知多町を訪れたのは、結婚の挨拶で妻の両親の家を訪ねた時です。小高い山の中腹にある両親の家からは伊勢湾が見渡せ、夕食時には夕日が沈む風景を見ながら食事が楽しめました。そのロケーションと美しいオーシャンビューにはとても感動しました。


小杉さんが経営するゲストハウス「ほどほど」

また、南知多町に移住するにあたって町の空き家バンク制度が大いに役立ちました。新しい場所で住むとなると、家探しが大きなポイントとなります。当時私たちは1階で居酒屋、2階でゲストハウスを営業したいと考えていましたが、それに適した物件探しとなると相当困難でした。一般的には田舎の物件は売買が多く、購入すると初期投資にお金がかかりますし、事業が上手くいくかもわかりません。

賃貸物件であれば初期投資もあまりかからず、例え失敗しても大きなダメージはありませんので、賃貸物件にこだわりました。町の空き家バンク制度によって運良く最適な物件を見つけることができました。また、空き家バンク制度で物件を探す際、女性職員の対応がとても丁寧で、まちのことをいろいろ教えてくれました。その好印象もあって南知多町に移住を決めました。

南知多町の良い所

南知多町は、ほどよく便利な田舎

のんびりした気分にはのんびりした乗り物がぴったり


南知多町は、気候が温暖で海にも里山にも近く、私と妻が理想にしていた移住地ですね。都会と比べて時間がゆっくり流れ、夏の海水浴シーズンを除けば交通渋滞もありませんので、のんびりした気分で過ごすことができます。妻は日中、南知多の内海で仕事をしていますが、海を眺めながら毎日通勤しており、仕事帰りに新鮮な魚を買って帰ることもありますので、海辺での暮らしを求めていた妻にとっても夢が叶った思いでしょう。イワシも刺身で食べられるんです。よほど鮮度が良くないと食べられないので、魚好きの人にはたまらない土地柄だと思います。

都市部と比べると田舎になりますが、それでもスーパーやコンビニが近くにあったり、観光地なので飲食店も数多くあります。バスも田舎にしては結構あります。また、高速道路を利用すれば名古屋まで1時間ほどで行くことができ、日常生活に不便を感じていません。そして何よりも中部国際空港に近いことが良い。旅好きの私たちにとってはとても魅力的なまちです。田舎であって世界に近く、ほどよく便利なまちです。

みんなで作ったカモメ型ピザ釜(カモメのほどさん釜)

移住した後に地元住民とのコミュニケーションが上手くできるか心配する人もいますが、その点についても地域にスムーズに溶け込むことができました。ゲストハウスを始める前に10軒ほどですが、近所の人たちに挨拶回りをしましたが、「若い人が来てくれて良かった」と励まされました。人間関係は都会も田舎も関係なく、「良いこと」に越したことはないですよね。田舎ですがお隣さんとの距離30cm、超住宅密集地なんですよ。(笑)

インターネットが使えれば情報格差もありません。欲しい商品もネットで注文すれば翌日には手元に届きます。南知多町は、都会の便利さと田舎の温かさの両面をバランス良く持っている気がします。なので、ここでの暮らしで困っていることは特にありません。

現在の仕事と将来の夢

もっとまちと移住について多くの情報を発信したい

大好きな旅行へ行くのが夫婦の楽しみ

このゲストハウスは移住してから1ヵ月後に開業しました。空き家バンク制度で見つけた物件はとてもきれいで改装や改築の必要がなく、そのまま利用できました。旅人さん(お客様)の目的は、観光やツーリング、釣り、サイクリングなど様々です。「ほどほど」に泊まることが目的の旅人さんもいますよ。ゲストハウスの仕事は掃除や片付けが中心です。いつも掃除ばかりしています。私はこれが苦にならないので、ゲストハウスという仕事に向いていると思っています。また、旅人さんが参加しやすいような企画を考えたり、旅人さんから提案された企画を実行したりと、旅人さん同士やまちの人との交流の場として役割を果たしています。お陰様でイベントを実施するようになってからリピーターも増え、広く認知してもらえるようになりました。

しかし、私たちは人生をエンジョイするためにゲストハウスを経営しています。大好きな旅行に行くために宿を閉めることもしばしば。今では休業が多い「ほどほど」のスタイルが有名になっています。自分たちの時間も満喫し、自分たちのペースで生活できることに幸福感を味わっています。

田舎暮らしは憧れから移住までの間に、そのまちのことを知ること、体感することが大事だと思います。私たちのゲストハウスがその間を埋めるクッション役になれればと考えています。ゲストハウスに泊まっていろいろな人と交流したり、まちの様子を見たり、物件を探したりして、このまちを好きになってもらいたい。私も移住者の一人として相談にのってあげたいと思っています。

移住者へのアドバイス

移住したい場所を自分の目で見たり、肌で感じることが大切

移住を考えている人は、まず自分がどんな生活をしたいか、どういう場所に住みたいかなど具体的なイメージを描くことが大切です。住まいのことや仕事のことなど現実的な問題の解決もありますが、先ず自分がどんな風に暮らしたいのか、自分のライフスタイルのイメージを固めることが先決です。そしてそのイメージに合った場所をいろいろ探してみることです。今の時代はインターネットなどで移住に関する情報をいろいろ調べたり集めることができますが、実際に集めた情報を自分の目で確かめることが一番重要です。その土地に行ってみないとわからないことばかりです。

「ほどほど」のイベント企画に参加したみなさん

宿泊体験や地元のイベントに参加することで、その土地の暮らしに早く慣れることができます。移住候補地をいろいろ見て回り、頭の中だけでなく、実際にその土地の空気を肌で感じる直感はとても大切です。各地でゲストハウスや農家民泊を営んでいる移住の先輩オーナーさんは、そんな要望にきっと応えてくれますよ。

移住地を探している人は、私たちのゲストハウス「ほどほど」に寄っていただければ、南知多のことも移住のこともいろいろお話しさせていただきたいと思います。

ゲストハウス「ほどほど」はこちら(https://hodohodo.jimdo.com/

これから移住される方・移住したい方へ


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